皆さんこんにちは!
作者です!
ようやく札幌も地面が見える気候になってきました。
真新しい制服やスーツ姿も多く見られ、自然にやる気 アップの
良い季節だなと感じます。
それでは、“問題解決”については以前も触れましたが
もう一度復習致します。
まず“問題解決”は大きく2つに別れます。
①発生型問題解決
②課題設定型問題解決
この2つを頭に入れて、以下の2つの文章を考えてみて下さい。
ex.
①売上は上がっているが今期決算は赤字になりそうだ。
赤字を放っておくと倒産に追い込まれるので、
「なぜ赤字になったのか?」「どこに原因があるのか?」
と、誰でも考えるはずです。←発生型問題解決
②売上は上がっており利益率も1%ある。
ほうっておいても倒産にはなりません。 けれどもここに問題がないと
言えるでしょうか???
「もっと利益を上げなければ!」「もっとコストを下げなければ!」
などと議論される会社でないと成長しないでしょう。
←課題設定型問題解決
2つの例からわかるように、私達は普段マイナスに感じることには
非常に敏感に反応しますが、すこしでもプラス(非マイナスと 言いましょうか)
に感じることには疑問を抱きません。もしくは抱いても 優先順位は低いでしょう。
“問題解決”の基本は、そもそも何を不満に思うかや、何に目標を 置くかです。
問題解決は問題発見が一番大切ということですね。
ではここまで理解できたら本題にはいりましょう。
“問題解決”のステップは
[Where]どこが→[Why]なぜ→[How]どのように
で、進めていきます。
ステップ①[Where]
まずは『どこが問題か?』『課題はどこか?』と常に考える習慣を つけましょう。
先ほどの例で言うと、利益率が1%になっている真因は どこなのかが大事です。
単価なのか個数なのか、はたまた人件費かなどなど、枚挙に暇が ないでしょう。
ちょっと考えるだけでも苦労しそうなので、こういう場合に 使うのがフレームワークと
言われるスキルです。
例えば、『さっぽろテレビ塔の売上を上げるには?』と 問われたとします。こういう場合は、
このように考えるとMECE(もれなくダブりなく)になります。
ここで真因がわかれば、
ステップ②[Why]
『なぜこうなってしまったのか?』という原因を突き詰めます。
“トヨタ式”でおなじみの「なぜ、なぜ、なぜ」とどんどん アイデアを出していきます。
ステップ③[How]
ここまでくればあとはステップ②で原因とわかった部分に対する 打ち手を考えるだけです。
まとめ
課題設定型問題解決で大事なのがステップ①の[Where]だと いうのが
理解できたでしょうか?
どこが問題かを社内で共有できれば常に改善の嵐で言うことは ないです。
ここで一つ注意しておきたいのが、《How思考》と言われる 誰もが
よくやる過ちです。
例えば社内で「もっと利益率を上げよう」となった場合、 「コスト削減」や
「訪問数増加」など真っ先に打ち手を 考えてしまうことがありませんか?
もちろんビジネスは成果で判断されますから、まず打ち手を 考えて
しまうのはわかりますが、根拠のない打ち手を打ち、 あとからやらなければ
よかったという話は多いです。
ベンチャー企業が倒産してしまうケースもほとんどが 打ち手主導の
経営が原因です。
是非皆様も“現状の課題は何か”を常に自問自答するよう 習慣づけていきましょう。
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