皆様こんにちは!
作者です。
8月30日に、北海道消防職員協議会様(消防職員様の有志の集まり)の方々に
“ロジカル・シンキング基礎セミナー”
を、行ってきました。
消防職員協議会様は、主に
《消防職員の団結権》のあり方について
勉強・提案をされている方達で、今回の趣旨はこの団結権を論理的に
考え抜くと言うのが大項目でした。
セミナー内容は、
①論理思考力チェック
②ロジシン基礎
③ロジシン応用
④まとめ
でした。
まず①で、昨今入社試験や新人研修でもよく行われるフェルミ推定を
グループごとに行いました。この目的は場の雰囲気を整えることと、
これから行う難問にも柔らかく考えてもらうためです。
今回は最も有名な『日本に電柱は何本あるか?』を行ったのですが、
参加者全員頭を抱えていたのが何とも言えない光景でした(笑)。
せっかくなので模範解答を、
A.
a 日本の総面積=38万平方㎞
※これが出ない方は例えば、
羽田→千歳 1時間30分くらい 飛行機の速度=マッハ1くらい
なので、羽田→千歳の距離=1200㎞くらい
同じく、羽田→福岡=1200㎞くらい
日本の面積=1200×1200÷4=36万平方㎞
と、なります。
この説明でわからない方は・・・
まああきらめずに解いてみて下さい!
b 日本の人が住んでいる面積(電柱が立ってそうなとこ)
=総面積×1/4=95,000平方㎞(たぶん山間部が75%くらいあるはず)
さらに都市部と田舎にわけて考えると、
都市部→全体の10%=9,500平方㎞
田舎 →全体の90%=85,500平方㎞
c 1平方㎞辺りの電柱数
都市部(30m置きに立っていると過程)
=33本(1㎞に30m置きだから)×33本
=1,089本
田舎(100m置きに立っていると過程)
=10×10=100本
d まとめ
都市部総本数=9,500×1,089=10,345,500本
田舎総本数=85,500×100=8,550,000本
日本の電柱総本数=18,895,500本
と、なりました。
※数字は全て予測です
まあ実際に調べてみると、3,300万本くらいらしいのですが、
この問題の趣旨は、解くプロセスが明確で綺麗かどうかが
重要で、数値の正しさはそこまで求められません(実際入社試験では1/10~10倍までOK)。
このくらいの問題はスパスパ解けないと実際のビジネスはもっと
複雑なので、やってられないかも知れませんね。
次に
②、③を行いました。
こちらは弊社主催のセミナーにお越し頂くか、弊社がお伺いして
詳しくやりますのでお気軽にお問合せ下さい!
最後に
④まとめ
ですが、
《消防職員の団結権》について、ピラミッドストラクチャーを
使って論理的に団結権は必要だと主張してみました。
しかし、そこで参加者全員驚愕の事態が(笑)!!!
この
《消防職員の団結権》の1ページ目2行目に書いてある文章、
『労働基本権の尊重と、国民の安心・安全の確保の観点に立ち、』
とあります。
つまり“団結権が必要だ”を支える一番大事な論拠がここです。
なのに、読んでいくと労働基本権の尊重に対してばかり説明されており
国民の安心・安全の確保に対してすごく薄い!ていうか書かれてなさ過ぎ!
いかにも役所のやっつけ仕事でわらっちゃいますが、これで法案通ったら
国民に顰蹙買われるのは当然です。
もし国民の~の部分に対してしっかりしたロジックが組めれば、
みんなも納得するんではないでしょうか??
とまあ、こんな具合でセミナーを行ってみました。
普段は企業様向けのサービスが9割を占めるので、
私にとっても色々と試されるというか、勉強になるお仕事を
頂けたことに非常に感謝しております。
まとめ
企業の問題解決も、公務員の問題解決も大して本質は変わらない
ことに気づけたのが非常に収穫でした。
ロジシンやクリシン、問解などビジネススキルと呼ばれるものは
まだまだ全然普及しておりませんが、やはりどこにいっても
最重要です。
経営者や管理職の方は是非、弊社にお問合せ下さいませ(笑)!
それでは皆様さようなら!
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